モネ展、とても見応えありました♪
前からモネが好きなんですけど
ただ好きというだけで
あまり詳しく無くて^^;
そんなわたしが、モネ展をご紹介するのはおこがましいですけど
とても良かったので、
ちょっとご紹介(笑)
今回、展覧会の期間の前半、後半で入れ替えの作品があって
私が訪れたのは、後半の会期
前半が《印象、日の出》
この絵は知ってて、見たかったんですけど、
残念ながら、見れず・・・
で、後半が《ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅》
わたし、恥ずかしながら知らなかったんですけど
かなり有名な絵のようで^^;
この絵をゆっくりと鑑賞
もうもうと湧き出ている水蒸気や
機関車や橋の迫力、駅の活気も感じる素晴らしい絵です
この絵のエピソードにも驚き
この絵を描くために、正装で駅長室を訪れたモネ
ホームからお客をすべて排除させて
機関車をたくさん並べさせ
もうもうとした水蒸気を出すために
石炭をたくさんくべさせたそうです
今の時代には考えられないですね(笑)
駅長にそんな権限は無いでしょうし
もし実行したら、すごいクレームが殺到しそう^^;
でも、お陰で、この大作が生まれたと思うと
駅長さんの英断に感謝したくなりました
新しい時代の象徴のような駅
このサンラザール駅は、
他にも多くの画家がこぞって描いているようです
モネといえば
睡蓮の連作ですよね
この絵の色合い、良いですよね♪
何年も前、モネ展を観た時は
睡蓮の大作が数多く展示されてました
今回は、マルモッタン・モネ美術館所蔵の作品のみの展示会
モネ自身が大事に手元に持っていた作品も多数
睡蓮の絵だけでなく
モネの絵の流れや、影響を受けた人たち、またコレクションの作品も展示
モネって、驚いたことに、最初は風景を描いてないんですよ
「カリカチュア」(風刺画)
学生のモネはさらさらっと描いては
お店のショーウィンドウに飾ってもらって
売り上げをお小遣いにしてたそうです
モネのカリカチュアは人気を博していき、よく売れました
展示されてたカリカチュア
個性が捉えられて誇張された素晴らしい作品達でした^^
その後、そのカリカチュアを見た画家に才能を見出されて
風景画を勧められます
何人もの画家との出会い
師と仰いだり、また、若い画家に刺激を得たり
その人たちの作品も展示されてて、興味深かったです
モネの絵の変遷の他にも
家族の肖像画、
旅、住んだ所、ジヴェルニーの庭への思い入れ、
盛り沢山の内容のある展示です
私の好きなモネの蓮の絵も
晩年になると絵の作風が変わって行きます
光りと色への追求がますます進んで
輪郭はどんどんぼやけて行き
色彩が溢れる絵に
この絵も大事にしてたジヴェルニーの庭
睡蓮の池への薔薇の小道
晩年の作品は、睡蓮も、橋の絵も、柳の絵も
どんどん輪郭はぼやけて、色だけが鮮やかな、まるで抽象画のよう
ただ、私の好みは、この晩年の頃じゃ無くて
盛年の頃の輪郭の分かる睡蓮の絵です(笑)
モネの絵に対峙する情熱も伝わってきました
モーパッサンが、モネについて述べた言葉も紹介されて
「彼はもはや画家ではなく、実際のところ狩人であった」
時々刻々と変化していく自然
その一瞬の美は、その瞬間にしか捉えられないと
飽くこと無く、写し取っていったそうです
朝の光りの中、明るい昼の光りの中、夕暮れに見せる姿
同じものを、何度も描いてます
これは、写真にも通じることだと感じました
ちょっとと言いながら、長々と^^;
とても感動したので
記憶の新鮮なうちに、
ちょっと書き留めてしまいたくて(笑)
絵に詳しくないので
間違ったこと書いてたら
教えてくださいね^^
(2015.11.21 東京都美術館 モネ展)
いつも見て頂いて
ありがとうございます^^