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毎日の生活の中に素敵なショットを見つけていけたら嬉しいです。


by umi

カイムルク地下都市 @トルコ

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▲ 地下都市に向かう


トルコの中央アナトリア地方のカッパドキア
キリスト教徒たちが大勢、地下で暮らしていた時代があって

上の写真の右上の岩の丘
あそこの地下に都市があります

世界遺産に認定されている「カイマルク地下都市」
この写真中央が入り口

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ここは、地下8階まであって、多いときには5000人以上が生活
公開されているのは地下3階まで

中はもちろん光は入ってこないので
とても暗い
電球でライトアップされてても暗いところがほとんど
写真は少ししか撮れてません

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写真はトルコ人のガイドさん
案内してもらい細い通路を通って見学

蟻の巣のイメージかな
細い通路があちこちに通じてて
案内を見失うと迷子になりそう

カイムルク地下都市 @トルコ_b0324291_21492521.jpg
















とても狭い暗い通路を
上ったり降りたり
頭をぶつけそうになったり

通気孔が縦に細長く貫いて
地下には井戸もあるとか
台所、ワインを作る所、食糧庫、教会
そして居間など・・・

見学で歩くだけでも大変
ここでの生活は、さぞ大変だったろうなと

それでも、地下に篭もったのは
この地に住んでいた初期キリスト教徒が
東の大陸から進行してきたアラブ人やイスラムの勢力から身を守るため


このアナトリア地方は
6世紀半ばごろからペルシャが侵攻してきて
その後はアラブが攻め込んで来て
9世紀半ばまで争いの場となります

アナトリア地方に入ってくる侵略者に立ち向かう術も力もないキリスト教徒
身を守る手段として
入り口を目立たせないように隠して
ひっそりと地下で共同生活していた時代がありました

イスタンブルが「コンスタンチノープル」と呼ばれていたビザンチン帝国時代のこと
この地が争いの場になっていた頃と思われてます


カイムルク地下都市 @トルコ_b0324291_21492686.jpg

















地下都市から出ると
陽の光が溢れ
外にはおみやげ物屋さんも並び、賑やか

でも、その昔
地下都市に住んでいたキリスト教徒が
見張り台からこっそり覗いていた外の世界は
どんなだったのでしょう?
外は危険に満ちた世界
武器を身にまとった異教徒を見つければ
通気孔を使って地下の住民に秘かに警告を発し
怖れを感じてたでしょう

地下都市はここカイマルクだけでなく
カッパドキアにはいくつも地下都市が発見されてます
しかも、地下都市間は何kmもの細いトンネルでつながっていましたが
今は途中で崩落しているとか

気が遠くなるような世界

そして、そのキリスト教徒たちは
戦乱の時代が収まると
地下の生活から、また地上へと移り住んだようです

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トルコアイス売りのお兄さん(かな?)
種類によっては伸びないアイスもあります

お客にアイスを渡すと見せかけて
ひょいっと紙の筒だけ残して
コーンごと取り上げてしまうお決まりの技
カメラを向けてると
取り上げたコーンを見せてポーズ^^

賑やかな笑い声に包まれ

暑い時のアイス、
とっても美味しかったです♪


お土産物屋のほかに果物屋も

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光溢れる平和な一時が流れてました



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by umitosora14 | 2014-09-01 23:40 | 旅行、お出掛け